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2010年12月14日

「“マンガ規制”首都戦線」に菅直人が参戦、まだ勝負は付いていない

治安維持法が 結局に現場で如何なる運用をされていったか、を思えば
如何なる理由があれ 虐殺と弾圧を公然と認める連中は どう家族や子供へ説明できるんだろうね。


請願陳情332件不採択

議会が乱暴なことをやっているときは、
何か後ろで蠢いているんだろうな。

こういう時は
諦めないこと と 怯えないこと が最も重要。


都議会構成員は乱暴なことをしているという自覚がたぶんないんだろうが、
自覚がないということが まずやばい。


http://angels-pathway.clanteam.com/What_to_do_101123.html
今回、表現規制条例案に対する、反対請願、陳情が全国から330通以上届き、
採決反対へのみ集まった数としては、おそらく都議会史上新記録ではないか
 とのこと。


都議会「マンガ規制条例」の委員会可決は何を語るか - 保坂展人のどこどこ日記

都議会で採択された付帯決議を読んでいないが、
決定的な拘束力を持つものではない。今回の「青少年条例改正案」自体が、
基本的には「当局におまかせ」という構造になっていて、
「慎重に運用します」と言われれば「ああ、そうですか」と言う以外になくなる。

いきなり、濫用と指摘されるような下手な真似はしないだろうが、
「マンガ・アニメ等」の視覚描写物は
青少年・治安対策本部の監視下に入る。




 問題は「萎縮」であり「自粛」だ。都青少年条例が可決・成立した時にまず起こるのは、「これは大丈夫だろうか」とマンガ家や編集者、出版社が不安になり、「条例に引っかかるならやめようよ」と自主規制してしまうことだ。1999年、児童買春・児童ポルノ禁止法案が議員立法で成立した時に、「マンガ・アニメ等」が含まれていたのを「被害実態がない」という理由で削除したのに大手書店が、マンガ本を棚から引き上げるという過剰反応を生んだ。昨日まで東京で上演された「笑いの内閣」のパロディ演劇『非実在少女のるてちゃん』の内容も、「都条例に反対するのは反社会的」という理由で劇場使用を不許可にされるという事件も過剰反応のひとつだ。

 今、紹介した2例は「当初は話題になったが最終的には法律から削除されたマンガ規制と「都議会で継続審議になった後、廃案になった青少年条例」についてであり、いわば当局の影に怯える形となったケースである。実体のない影ですら影響を与えるのに、条例が成立してしまったら大きな萎縮効果を与えるのは間違いない。「制約があるから描けないなんて作家じゃない」(石原慎太郎都知事記者会見)というのは倒錯の極致で、「主体的な表現者の判断で描かれる作品」が自由な表現に値するのであり、「いつか当局に因縁をつけられるかもしれない」という意識を持ちながら描かなければならない環境は、抑圧的だ。

 しかも、犯罪となる行為を処罰する時には、あらかじめ法律(条例)で定められた犯罪行為の内容と処罰を国民に明示しておくことが前提だ。それにしては「刑罰法規に触れる性行為」や「著しく社会規範に反する」等の文言は、当局に伸縮自在の「解釈の裁量」を与えてしまう。今回の青少年条例は、出版物自体を検閲して差し止めるという直接的な規制ではなく、出版社に自主規制を求め、東京都が該当出版物等を「不健全図書」に指定するフレームだが、仮に「不健全図書」に指定された場合には、これまでも雑誌等は廃刊になるケースが多かった。いわば、出版の生殺与奪は当局の手の中にという構図になる。

 しかも、石原都政と対決構図をつくり最大会派となった都議会民主党が「付帯決議」があったとは言っても「賛成」している。都議会議員選挙は、昨年あったばかりで次期選挙は2013年まで待たなければならない。今後の都議会の議席構図は液状化している政治状況で予想がつかないが、この条例に反対した共産党・生活者ネットが残念ながら少数派であることを踏まえると、今後長期にわたって出版・表現物の上位に「青少年・治安対策本部」が君臨することになる。あまりにも、影響が大きい。




ただ、政治がいかに身近かで恐ろしいものか、
また抽象的でなく具体的なものか、それ
を思い知った若い人たちも多いと思う。

そして、あきらめないということがどれだけ重要か、
戦うということがどれだけ必要か
という思いを共有しながら明日に向かいたい。




表現規制について少しだけ考えてみる(仮)  【都条例】付帯決議案付きで総務委員会にて可決

松下都議は本当によくやってくれたと思う。

問題なのはこれからです。
松下都議のような人を落選させるようでは話にならない。
こういう人こそ応援していくべき。

http://twitter.com/matsushitareiko/status/13816150840311810 武蔵野市選出都議会議員 松下玲子
先日の議員総会で決定したのは、執行部一任のみです。
私は悔しくて、悔しくて仕方ありませんでした。
でも決定したのは決して「付帯決議を付けて賛成する」ということではありません。
賛否両論ありました。賛否両論の温度差も人それぞれでした。
他会派との交渉も含めて、対応は執行部に委ねられています
http://twitter.com/matsushitareiko/status/13817110144745472
もし結果が「付帯決議を付けて賛成する」という会派の方針になったとしても、先の総会で決まったこと、
今現時点ではっきる言えることは「執行部一任」のみです。
私が執行部には属していないことは事実ですが、一議員として出来ることは精一杯行ってきました。
http://twitter.com/matsushitareiko/status/14185884379254784
先程総務委員会で、第156号議案付帯決議付原案が採決されました。
民主党も賛成をし、原案が委員会で可決されました。
会派の議員を反対多数と出来なかったこと、私の努力不足です。
本当に申し訳ない気持ちで一杯です。ごめんなさい。
私個人としては議案に反対でも、最後は会派の決定に従いました。

http://twitter.com/matsushitareiko/status/14186368032833536
反対と言ってきて、会派の意思決定に従い賛成したこと、ご批判もあると思いますが、
また改めて説明責任を果たさせていただきたいと思います。
今はただ、ごめんなさいとしか言えません。本当にごめんなさい。力不足でごめんなさい。
気持ちを整理して又書きます。

http://twitter.com/zkurishi/status/13090459538685953 くりした善行 千代田区選出 都議会議員。民主党
さきほど青少年健全育成条例の改正について
都議会民主党の中で緊急総会が行われ、多くの議員がそれぞれの思いを述べました。
殆どのメディアは賛成で調整済みという報道をしていますが、結論はまだ出ていません。
http://twitter.com/zkurishi/status/14178937068322816
青少年健全育成条例の改正について総務委員会の中で採択されました。
改正に反対の議員もおり激しい議論が行われてきましたが、
多数派を占めるには至りませんでした。
応援頂いた皆様には、満足な結果を出すことができなかった事に大変申し訳なく思っております。
http://twitter.com/zkurishi/status/14181120664928256
我々の次の仕事は、
条例の運用を行っていく上で多くの皆さんに危惧されてきたような事が起こらぬ様に
注視をし続ける事であると思っています。
条例の不適切な運用があった際には、
是非ともお知らせください。
賛成をした自民公明の議員から こういう言葉を出した人が居たかい?
つまり 恣意的運用をすると鼻から考えている事の証明でもある。
くりした善行議員が発してくれた この言葉が どれだけ俺達を助けてくれるか。

http://twitter.com/zkurishi/status/14488064705437696
一夜明けて。条例改正問題につき、様々なご意見をいただきありがとうございました。
確かに、運用を気をつけても
条例改正があること自体創作を委縮させるというのは同じ思いです。
少しオーバーですが核は持つことだけでも意味があるように。
だからこそ我々の主張が受けいられなかったのがとても悔しい。

http://twitter.com/zkurishi/status/14491629092077568
会派を動かせなかったのは我々の力不足。
決定には従いますが、こういった気持ちのまま採決の時立つ
というのは議員として初めての体験ですが、つらいですね。


ただ「民主党」そのものは厳しく批判されることになるでしょう。
それは覚悟しておいた方がいい。
当然、売国云々な連中もそれを煽ります、確実に票は減らしたでしょうね。
集団で会派離脱も辞せず という気概を出せなかったのが敗因の一つかもね。
都議会民主党の執行部は、規制反対派の民主都議、漫画家、出版業界、そして私達の声を無視して、
「慎重な運用を求める」という付帯決議をつけて自民党、公明党と共に都条例改正案を成立させました、
(共産党、生活者ネットワーク、自治市民'93は最後まで反対するとの事)。
しかし付帯決議に法的拘束力など全くありません。こんな物は無意味です。

昼間たかし氏のTwitterからメモ。

>附帯決議案が出ておりますので、これを審議する。小山都議より発言

>付帯決議案本文:第七条第二号及び第八条第一項第二号の規定の適用に当たっては、作品を創作した者が当該作品に表現した芸術性、社会性、学術性、諧謔的批判性等の趣旨を酌み取り、慎重に運用すること。

>また、東京都青少年健全育成審議会の諮問に当たっては、新たな基を追加した改正条例の趣旨に鑑み、検討時間の確保など適正な運用に努めること

>吉田議員より、反対の立場から意見

>吉田議員:規制は最小限にすべき、立法事実は明確で恣意的判断が行われてはならない。自主規制を尊重すべき。本改正案は容認できない

>吉田:表現規制の新たな拡大を生み出すものです。都は出版の自主規制団体に条文を見せて検討していない。その、時間的余裕がなかったというならば、提出すべきではなかった。

>吉田:コミック十社会がTAFに参加拒否したのは当然。出版活動を萎縮させ、ネットも萎縮させる。都のごり押しに、今こそ議会のチェック機能を生かすべき。附帯決議では、問題点を解消できない

>吉田:青少年行政を治安対策より、青少年対策にシフトするべき

>西崎議員、反対からの意見表明

>西崎:条例改定案の趣旨には、家庭教育を侵害する要素がある。条例が制定された昭和とは社会状況が変わっており、悪質なものから切り離して生活させるのは、困難。そうしたものに、対する情報リテラシー教育、権利擁護教育が必要

>起立多数により、付帯決議案を付随させて可決

>松下玲子さん、最初からずっと泣きそう。起立しながら、さらに泣きそう

>請願・陳情採決:いずれも不採択決定



都条例改正案、総務委で可決 「私たちが悪いのかな?」傍聴女性の目に涙 | ニコニコニュース
自社漫画のアニメ化作品も出展拒否=都の漫画規制に抗議―集英社 | ニコニコニュース

虐殺をする側でしかないマスコミ新聞テレビ大手メディアが黙殺をする局面にあって
ニコニコの こういう詳細ある報道は大変にありがたい、
が だからといって安直に盲目的に賛美すると ニコニコの罠に嵌る。
ニコニコ側の狙いは 石原の首と同時に民主の首も縊り落とす事が目的なのはミエミエだからね。
見方を変えれば ニコニコの向こうに居る連中が 単なる旧態依然なだけの敵ではないことをも示している。

最悪でも継続審議だったが その線が消えた以上、キッチリこの防衛戦を勝ち上がる には
よって本会議での否決廃案以外に勝利は無い。

このままでは ニコニコ系が大勝利 旧態依然な連中が勝利 こっちのみが大敗北
という 最悪が更に上塗りとなる。
ニコニコの大勝利は、小沢が言った 中道路線が倒れた先で先鋭化した極右の暴走でしかない。
戦前と同じ過ちを もう一度繰り返したい人は
此処で本当に正しい道を選択できなかった先で起こる
あの万歳突撃と特攻の悲劇の引き金を引いた張本人 という自覚すら持てないのだろうがね。

旧態でカルトの下僕な石原を排除し 靖国教系の都知事を据えたいが民主も惨殺したいニコニコを
それでもリンクしなければならないほどに この国が残し続けてきたツケは重く厳しい事を
痛感させられる。


http://d.hatena.ne.jp/yas-toro/20101213/1292248220
Togetter - 「都条例についで、台湾の表現規制歴史を書いてみた」
都条例改正案についで。都民どころが、日本人ではない私が口を出せる立場ではないですが、しょぼい日本語でちょっと…台湾の話をしよう。KITAMACHI
2010-12-12 22:32:35

あれは今から数十年前・・・いや、44年前だったか。私達にとっては昔の出来事だが、あなたたちにとっては、明日の出来事、になるかもしれません。KITAMACHI
2010-12-12 22:33:14

1960年頃、台湾の漫画界が輝く時代があった。人気漫画は実撮劇場作品になれるぐらいの、良い時代、らしい。KITAMACHI
2010-12-12 22:36:19

が、1966年に台湾政府が「編印連環圖畫輔導辦法」、人呼んで「漫畫審査制度」を可決しました。KITAMACHI
2010-12-12 22:36:56

曰く、国家政策と法律を反してるもの、倫理道徳を破壊するもの、少年児童の心身健康を妨げるもの、習俗を妨げるもの、迷信を宣伝するもの、国家社会に他の影響を与えるもの。これらは漫画のイラストと文字に存在してはいけない。KITAMACHI
2010-12-12 22:37:19

犬は喋らない。ロボットの能力は制限されるべき、自由意識と言葉を持つべきではない。武器は現存のそれを超えてはならない、核やレーザー、ガスなど強力すぎる武器を使っていけない。etc…KITAMACHI
2010-12-12 22:37:54

一度輝いた台湾漫画界は、この制度に縛られて、やがて消滅しました。KITAMACHI
2010-12-12 22:38:18

それから十数年、1980年頃、日本の漫画が海賊版のかたちで輸入されて、詳しい原因はわからないですが、何故が台湾漫画ほどきびしい審査を受けてなかった。KITAMACHI
2010-12-12 22:39:06

それからの数年間、日本の漫画が子供の間で大ブーム。ドラえもん、ドラゴンボール、シティハンター、電影少女、らんま、ダイの大冒険……などなど。KITAMACHI
2010-12-12 22:39:41

そのブームの中に、台湾人オリジナルの漫画がなかった。KITAMACHI
2010-12-12 22:40:23

1987年、審査制度はようやく廃止されたが、焼け野原同然の台湾漫画界は一からやり直すしかなかった。KITAMACHI
2010-12-12 22:41:04

1992年、著作権法修正條文の実行により、海賊版漫画が姿を消し、代わりに日本からライセンスをとって、正規ルートから翻訳された日本漫画が現れました。KITAMACHI
2010-12-12 22:41:25

この正規日本漫画の流れに乗って、台湾漫画も歩き出して、各漫画週刊にて連載し始めました。一時それなりに盛り上がりました。KITAMACHI
2010-12-12 22:42:13

が、台湾漫画が何年も経たない内に数が減っていき、生き残ったのは日本の漫画だけになりました。KITAMACHI
2010-12-12 22:43:03

返信する RTする ふぁぼる そしてさらに十数年が過ぎ、漫画アニメといえば日本産、という現状になりました。KITAMACHI
2010-12-12 22:44:07

私の少年時代は、日本漫画とともに育ってきた。そこからゲーム、アニメにハマってて、自学で日本語を学べて、日本の文化を理解して…KITAMACHI
2010-12-12 22:44:53

審査制度以前の台湾漫画時代は、私にとってはもはや伝説みたいなものでした。KITAMACHI
2010-12-12 22:47:18

もし漫畫審査制度がなければ、今の台湾漫画はどうなっただろ、と。今更考えるだけ無駄なことですが。KITAMACHI
2010-12-12 22:49:00

今の日本は、まさにその歴史的な交差点に立っています。KITAMACHI
2010-12-12 22:49:50

日本の現状は、もちろんあの時の台湾とは違うんですが、この歴史は何がの参考になるかもしれないと思って、書いてみました。KITAMACHI
2010-12-12 22:49:58


コメント
この台湾の歴史は、他でも見たけどやはり辛い。アメリカのコミックコードもそうだけど、やはり「社会規範」で縛る事なんか絶対にあっちゃいけない時代が変わることを理解出来ない役人なんかに、任せちゃいけないんだ。zamuza
2010-12-12 23:28:13


@s_sakuragawa あくまてて私自身の考えですが…台湾の読者たちが、海賊版時代の日本漫画を見て、目が肥えています。それて復活したばかりの台湾漫画は、一緒に連載している日本漫画と比べて、明らかに未熟でした。KITAMACHI
2010-12-13 00:10:13

@s_sakuragawa オリジナルのコンテンツが少ないから、日本のそれを借りて、同人を発展するのが、台湾の現状です。小さいながら、日本の手を借りながら、少しつづ育っています。KITAMACHI
2010-12-13 00:21:34

日本語で失礼します。漫畫審査制度が作られた背景はどのようなものだったのでしょうか?差し支えなければ教えていただいてよろしいですが?日本と同じ、漫画は人心に悪影響を及ぼすとかそういった理由からですか?tetsuno_Al
2010-12-13 00:47:49

なるほど「諸葛四郎」で検索すると本の画像が出て来ますね。読んでみたい。 http://bit.ly/gD7yUk 台湾の規制は漫画に台湾の政治や社会への批判が入る事を恐れたのかも知れませんね、だから80年代の日本漫画は規制されなかったのかも? kakitama
2010-12-13 01:15:19

台湾は出版法廃止から18禁がグレー地帯、審査権は行政院新聞局に移るが、18禁物自体は猥褻物陳列罪などに当たるので、これを扱いの書店も警察騒動しばしば、しかも「猥褻もの」の認定は警察や法官で決める...
2010-12-13 14:21:21

@monyotan 台湾の審査制度の目的は性犯罪とか少年犯罪とかより、言論コントロールと思われますので、そういう研究があまりないです。そもそも戒厳時代ですから、犯罪率も今より遥かに低いです。KITAMACHI
2010-12-13 15:17:06


当時のコミックは、「老夫子」しか覚えてないな (´д`|||koudukiyuuki
2010-12-13 08:23:18

@koudukiyuuki ここで衝撃の事実。老夫子は香港漫画でした!KITAMACHI
2010-12-13 08:29:17


自滅党こと自民党と石原を支持してきたオタク共にとっては今回の都条例は自業自得の結末。
2010-12-13 10:26:28



http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20101213#1292246771
http://twitpic.com/3fi3te
これは、石原慎太郎都知事らご一行がコペンハーゲンで豪遊旅行(09年10月)をした際のJTB法人東京都との契約書。わずか数日間で1億2千万円を乱費。全て税金だ。オイオイ。(勤務時間外ツイート)


733 名前:名無したちの午後 投稿日:2010/12/13(月) 22:40:49 :NZ7QAdSZP
今回の〔都条例の〕件のニュースや記事で「PTA」という表記を見つけたらすぐクレームを入れよう。 規制に賛成した都小PTAは都の一部の区の小学校PTAで組織された団体。「PTAの一部」 「一部PTA」という表現が正しいとクレームを送るべし。 TVの場合はBPOにも連絡を。

『石原家でマンガを読むのは一家の恥』石原良純さんに聞いたと水道橋博士さんがツイッターで発言
12月13日午後、漫画規制都条例改正案が可決された。

これにいたるまでの石原氏の発言は次のようなもの。

「夫婦の性生活みたいなのを漫画に描くことが子供たちに無害だっていうなら、バカだね、そいつら。『頭冷やしてこい』と言っといてくれ」

「バカ、頭冷やせ」(規制反対派の漫画家に対し)

なぜここまで、漫画に対して抑圧的なのか。そのヒントが、水道橋博士さんのツイッターでの発言にあった。

伝えているのは、『Togetter – 「水道橋博士「石原都知事一家はマンガを読まない」」』(参考リンク参照)。水道橋博士さんの発言とリアクションがまとめられている。

その中で水道橋博士さんは、

「非実在少年問題については、以前からいろいろ個人的なリサーチをしているけど石原良純さんに「良純さんって子どもの頃、マンガ読んでました?」と聞いたときの答えがふるっていた。「読んでないよ、うちでマンガを読むのはね、なんか一家の恥みたいな感覚があったんだよ」

と発言している。これを読む限り、石原家では漫画を読むのを恥としていたらしい。だとするならば、この度の漫画規制都条例改正案への熱の入れ方もうなづけるのではないか。

表現活動といえば、散文、絵画、映画、演劇など多くのものがある。その中でなぜ、漫画がここまで規制されようとしているのか。

ちょうど、アニメや漫画が、世界へ発信するコンテンツとして注目を集めていることもあるからだろうが、ひょっとして、石原氏の漫画への蔑視が、規制のコンテンツにあるとしたら……冒頭で紹介した発言の理由が納得できる。いや納得しても、心情的には許せない人も多いだろうが。

水道橋博士は、『Togetter – 「水道橋博士「石原都知事一家はマンガを読まない」」』にて、これ以外の多くのことを述べている。ここで紹介した発言以外にも目を通した方がいいだろう。水道橋博士は以下のようにも述べている。

「皆、石原都知事バッシングをするが、文学者がここまで偏見の持ち主であり振り切れた人であることは敬意に値する。しかし政治家として戴いているのは僕ら自身ではないか。だとすれば、この自己矛盾、両義性は僕ら(民意)の中にあるものだ。」

漫画規制都条例改正案が可決された今、メディアの報道も熱を帯びるだろう。この状況をきっかけとして、私たちは、表現の自由や規制に関して、身近な人と話し合い意識を高め合いたい。規制は誰が行うべきなのか。自治体か、家庭か。そしてどのように行うべきなのか。

表現そのものへの規制もあれば、ゾーニングなど販売方法への制約もある。この二つは別次元の規制であることはいうまでもない。

インターネットという、誰もがアクセス可能な媒体では、ゾーニングによって取り締まることは簡単ではないという状況もある。書店で青年雑誌コーナーを作って規制をするように簡単にはいかないのだ。だからこそ、今回の都条例改正で、表現そのものへの規制を行うことになったと考えることもできよう。

表現者にとっては酷な状況だが、うつむいていても仕方がない。規制や抑圧への怒りを、表現活動にともす炎に変えるチャンスだと前向きにとらえるしかないだろう。これまでも、優れた芸術は規制をはねのけてきたのだ。





で このタイミングで 菅の野郎が こういうことを言い出したよ。

2010.12.13 Monday 21:37 菅総理官邸ブログ(KAN-FULL BLOG): 山形農業視察&『東京国際アニメフェア』

ジャパン・ブランドに関わる話。
今、青少年健全育成に関連して
『東京国際アニメフェア』の開催を心配する声が上がっている。

青少年育成は重要な課題。

同時に、日本のアニメを世界に発信することも重要。

『国際アニメフェア』が東京で開催できない事態にならないよう、関係者で努力して欲しい。

このタイミングで出てきやがるとはwwwwww
最近 気弱な地上げ屋様の更新が止まってるし そっちの方面から誰か動いたとか?

http://twitter.com/hrnsng/status/14460357569421313
今管総理のブログでの都条例に関する発言が話題になっていますが、これは都議会民主党の執行部への牽制とみていいのかどうか判断がつきません。保坂さんは前衆議議員としてどうおもわれますか?

http://twitter.com/hosakanobuto/status/14483331286568960
はい、菅総理のコメント見ました。
連立感度のいいスタッフがいる模様。
どんどん 要請メールなどを、菅さんの地元の民主都議に強く意見を出してもらう。
これも数少ないルートかも。
http://twitter.com/hosakanobuto/status/14192856851816448
都議会総務委員会で東京都青少年健全育成条例が可決された。
与野党逆転した都議会で「石原都知事の暴走」を止めることが出来ず、並走する不思議。
これから15日の本会議まで、
最大限のリアクションを示して本来の「良識ある野党」の姿勢に転換する道を求めたい。
で 集英社側は 徹底抗戦の姿勢を貫くようです。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010121300761
自社漫画のアニメ化作品も出展拒否=都の漫画規制に抗議−集英社 2010/12/13-20:25



集英社の鳥嶋和彦専務は13日、都内で開かれた漫画新人賞授賞式で、
来年3月の東京国際アニメフェアへの参加を拒否するだけでなく、
同社刊行の漫画を原作とするアニメ作品の出展も認めない方針を表明した。
過激な性描写のある漫画やアニメを販売規制する東京都青少年健全育成条例改正への抗議の一環。

同社刊行の漫画が原作の「ナルト」「ワンピース」などのアニメは海外でも人気が高い。

同専務は新人漫画家らに
「ぜひ石原慎太郎(都知事)をぶっ飛ばすような漫画を」
と訴えた。
茨木政彦同社第3編集部長も
「萎縮しないで好きなものを描いてほしい。
 面白ければジャンプは全部を載せる」
と呼び掛けた。


 同社など漫画出版10社は10日、同アニメフェアへの参加拒否を表明している。


Dr.スランプなどでも有名な鳥嶋専務になってたのかw
そして 委員会可決の当日に この発言をするということは
一歩も引く気はない という宣言に等しい。
此処まで言うとは思わなかった、勿論に断固として支持だ。





http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-1317.html
No title
海江田議員に電話したところ、「都政には関与出来無いとの事で、
都議会民主党に聞いて下さい」との返答でした。

やはり、都議会民主党の陳情書が影響したのでしょうか?

2010.12.13 Mon l ピチュ. URL l 編集


No title

私は諦めません!

先ほど有田芳生先生の事務所に電話掛け
この可決の問題点の事を踏まえながら
話しましたが
「私ほども反対声明を出した
 団体の人達といっしょに反対活動を続けております。」
という返事をもらいました。

やはり有田先生は賛成した都議会民主議員とは違いますね。
(松下氏のような反対派の方は除いて)


その返事を聞いて
「この問題を終わらせて現実に
 イジメや虐待で苦しめられ最悪殺されるに等しい 死を遂げてしまうかもしれない子ども達を
 救う事に全力を尽く事ができるようになりたいです。」
等の意見を交えながらお礼を言いました。


のこり僅かですが陳情書提出などの活動を続けて
良くて廃案、駄目もとでも継続審議になれるよう
頑張っていきます。
2010.12.13 Mon l ビースター. URL l 編集
国会議員でも その本質的な品性と力量は こういう局面でハッキリと出るよね。




保坂先生いわく、共謀罪は採決2時間前に中止されたそうです。
まだ最後の一発逆転の可能性は0じゃない。

2010.12.13 Mon l 愛知の長門. URL l 編集

全ては15日の結果を待ってからでしょう。
それまで動き続けるのは、無駄じゃありません。

少なくとも私は、可決されても無駄であり敗北だったと考えるのは早計と思います。
重要なのは国民の大半が条例に反対しており彼らはそれを無視して、強行したという事実が残ったこと。
これは、後々に大きな武器になるはずです。

今後相手はかさに来て、行動をしてくるでしょうが、潜在的な敵を多数作ったという意識が欠けていれば大きなミスをしでかすでしょう。

なぜなら、規制派の動きも決して一枚岩では無いように見受けられます。
少なくとも、警察官僚とPTAの最終的な意図は大きく乖離しているように見えるからです。

法的根拠や十分な説明もなしに、一方てきな罵倒や恫喝で成立をさせたのが、
内部の不明確さ、見られては困る部分、突かれては困る部分を内包している証だと思います。

たぶん、既成事実を作るため、見せしめの逮捕などをしてくる可能性が高いでしょうが、
そこでオチャを濁す程度に終わらせるか、本当に締め上げるかで彼らの素顔が見えるはずです。

少なくとも裁判になったとき、彼らが望んで司法の場に出てくるとは考えがたく。
本当の訴訟に発展し、出てくるようなら、それは最大の反撃のチャンスだと私は思います。

この条例の法としてのあり方を、さらけ出すことになるわけですから。

いずれにせよ、浅野議員、松下議員、くりした議員達のいう今後を監視していくは、そういう意味もあるのではという気がします。


2010.12.13 Mon l 0 . URL l 編集



http://twitter.com/ohkoshitkashi/status/12787969152786432 行政書士 大越 隆司
東京都の青少年条例の改正案、附則の施行日を見る限り、
いわゆる「東京都公認携帯」については「今年度中に可決させないと困る」ようですね。
予算執行の絡みでしょうか。
自分なら、そこだけ通して、漫画規制はもう一度青問協でリトライしますけどね。
「妥協した前例」を作るのを嫌忌しているのかも?

http://twitter.com/ohkoshitkashi/status/12873322115104768
私は、議会における「ヤジ」肯定派です。
民主主義における「戦場」なのですから、活気ある、血の通った議論をする上では、
やむを得ないものと考えてます。

ただし、ヤジにも上品・下品両方あり、後者は困ったモノです。
ただ「下品なヤジ」が飛ぶときは、だいたい余裕がない・自分が不利である証拠です。
http://twitter.com/ohkoshitkashi/status/14489091575906304
今日の読売新聞の社会面に東京都の青少年条例の記事が大きく出ていました。
自分は何回かこの条例について批判するブログを書きましたが、
それは青問協の答申や議事録まで遡ってみて立法経緯がおかしいことに気付いたからで、
いきなりこの記事を見たら「なんでこの条例に反対するんだ」と思っていたかも
つまり読売は 相変わらず嘘デマ扇動でマ扇動を繰り返していた という事ですねw
http://twitter.com/ohkoshitkashi/status/14491492412293122
「付帯決議は無意味」というご意見があります。
確かにその通りなのですが、
しかし立法機関で議決されたものである以上、ただのメモでもありません。
少なくとも「付帯決議を逸脱している」という批判は可能です。
これに血を通わせるか死文化させるかは、今後の使い方次第でもあります。


だからこそ くりした議員の言葉こそが生きてくる
 条例の不適切な運用があった際には、
是非ともお知らせください

政治とは常に継続していくもの、くりした善行 のような議員をこそ 本当に期待したい人だよね。
【東京都青少年健全育成条例】 新改正案の、問題点について|行政書士法人 大越行政法務事務所のブログ


http://twitter.com/takashi_mtmt/status/14279874009108480 作詞家 松本 隆
漫画やアニメは対岸の火事に見えるので、
他のミュージシャンたちは呑気に他人事してますが、
詞においては、「言葉狩り」があるんですよね。
火の粉が飛んできますよ。
自分の靴に火がつかないとわからないのかな。

http://twitter.com/takashi_mtmt/status/14284599555264512
表現者の庭というのは聖域で、自分以外、神しかそこには入れない。
家族もそーっと音を立てないように、コーヒーカップを運んでくる。
そういう聖域に
あやしい政治家とか、PTAのおばさんとかが、
何か叫びながら土足のまま、どかどか踏み込んできたら、
いくら温和なぼくでも怒りますよ。
だよねぇwwwwwwwww
http://twitter.com/takashi_mtmt/status/14273033946533888
昨夜、窓の外を江ノ電が走るレストランで、友人が口にした言葉。「真実は時の娘」Truth is the daughter of time. なんと美しい言葉だろう。「偽物の価値観に覆い包まれても、いつか時の波に洗い流され、本物だけが浮かび上がる」
http://twitter.com/takashi_mtmt/status/14282702245076992
羽海野先生、がんばってください。
漫画家の友人がたくさんいるので、とても他人事にはできません。応援します。
RT @chicaumino: 松本先生、先のツイート沁みました…。時の波に洗われても欠片が残る作品を描きたいです

「東京都青少年健全育成条例改正案」について|羽海野チカブログ
東京都青少年健全育成条例/2|羽海野チカブログ

どうやら 既に羽海野チカへまで工作が回っているようで
そういう事を敵は
 自民や公明や靖国教や創価学会や
 今回ではメインで動いている可能性が極めて高い統一教会
などなどのカルト連中は平然としてくるのだということを
それは小説やマンガや映画やドラマの世界ではなく ごくごく日常的に当たり前に起きる事などだという事を
どうかどうか覚えていて欲しい。

http://twitter.com/CHICAUMINO/status/14398389231820801
羽海野さんは子どもを守る気持ちが無いんですか?と今日沢山いわれた。
子どもに必要なのは、全部燃やして隠す事ではなく、正しい知識を教える事だ、と私は思うのだけれど、
それを、親御さんも学校もしてくれないのなら、本を燃やさないでと思う私が描かねばならぬのかな…
とおもちゃったよのよ。ぱふー
http://twitter.com/harunavi/status/14405427638829056
多分、先生が書かれた性教育漫画のファンにもなると思いますが、先生が自由に、そして大切に思って表現されるものだからこそ、こんなにも心揺さぶられるんだと思います。これからも一ファンとして応援してます!
http://twitter.com/CHICAUMINO/status/14408180075335680
ありがとう。うれしい。ありがとうね。「多分、先生が書かれた性教育漫画のファンにもなると思いますが」のとこで、思わず笑ってしまったよ。ちょっと力が抜けました。あなたのおかげです。ありがとう

http://twitter.com/CHICAUMINO/status/14558756280991744
文化庁メディア芸術祭賞 優秀賞受賞者、山本直樹先生の名言。
PTA「あなたの漫画をあなたの息子が読んだらどうするんですか!」
先生「読ませるわけないだろ! 当たり前だ馬鹿!」
そういうこと、
これはPTAの仕事でもなければ政治行政の仕事でもない
親の仕事だ 当たり前だ 馬鹿、という事だよね。
超高度情報化社会という社会環境の激変に対し 適応への努力を怠った自らの愚かさを晒す人間ほど
そういう親の無能と怠慢を 社会や行政や政治のせいにする そういう愚かな話そのものなんだよね。




マツコ、MXで石原を「狂っている」と
http://research.news.livedoor.com/r/56363
アニメ等規制問題に関連して、本日のTOKYO−MX『5時に夢中』でマツコ・デラックスさんが

先日の石原の同性愛者の「何か足りない」等発言について、言わないつもりだったとしながらも
「(同性愛者などがTVにたくさん出るのを)快く思わない人がいるのはわかるし個人としての発言はわかるんだけど、公人としてそれを言うのは、今までの発言全てに信憑性なくなる。あれはもう狂ってますよ。あの発言は」と。


反対するということの未来: 楽只堂 むらかわみちお

http://twitter.com/ryokikuzaki/status/14430695782875136
ネットでは規制反対派の意見をよくみるからって
「みんななんとなく反対って叫んでいる」「規制反対派は感情的」
なんて思っちゃってるユルい人はいないよね?
一歩ネットの外に出たら逆なんだぜ。
外じゃ「なんとなく規制したほうがいい」し、
感情面で「大嫌いだから消えて欲しい」なんだよ。

http://twitter.com/taiki_nishimura/status/14532133649391616
「反対派はこんなに声を上げているのに無視されている」と思っている皆さん、
賛成派の声の方が多いのよ、有権者のあいだでは。

気がついていますか?

そんな中、どうにかしていかなければならないのがいまの状況なのです。
だからより冷静に、ただ暴れるだけではダメなのよ。





http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101207-00000302-sasahi-soci
ファッショ石原慎太郎都知事が画策する 東京都議会マンガ規制条例可決?の愚 (週刊朝日) 12月7日(火)15時13分配信
これが老醜というものなのか──。石原慎太郎東京都知事(78)が『太陽の季節』で鮮烈な文壇デビューを果たしたのは1955年のことだった。旧世代に挑発的なこの作品は若者たちを熱狂させた。しかし、半世紀を経た今、石原知事は漫画などの性的描写を「不健全」として取り締まる条例の制定に乗り出している。

 作家としてデビューしたばかりの頃、石原知事は雑誌の鼎談でこんなことを話していた。
「おとなにとって罪にも見えるし、不倫にもみえるんだろうけれども、ぼくなんかの年代はおとながおぞましいと思うようなものに対して気がとがめないということはやっぱり大きな差だと思うんです」(「小説公園」1956年6月号)

 当時の大人が眉をひそめるような挑戦的な言説で、一世を風靡した石原知事が11月30日から始まった定例会で提出したのが、都青少年健全育成条例改正案だった。その中身は、「刑罰法規に触れる、または婚姻を禁止されている近親者間における性交」を描く漫画等に自主規制を求め、「著しく社会規範に反する性交または性交類似行為」を「不当に賛美し、誇張するように描写した表現物」を「不健全図書」として指定できるというものだ。

 少々わかりづらいが、つまりは、漫画やアニメの登場人物であっても、東京都の淫行条例違反や社会規範に反する性交または性交類似行為をしている作品は規制の対象になるという。

 石原知事がこの条例案を提出するのは今回が初めてではない。今年2月の定例会に初めて提出した際は、里中満智子氏、竹宮恵子氏など著名な漫画家らが会見を開いて反対を表明したり、メディアも「表現の自由を脅かすおそれがある」と注目したりしたため、民主党などの反対多数で、6月の定例会で否決された。

 しかし、石原知事は否決直後の記者会見で、
「芸術家と言えるかどうか知らないが、(条例改正で)描き手が無言の制約を受け、圧力を感じて描きたいことも描けなくなるということなのだろう。その連中が、そんなことぐらいで描けなくなるなら、そんなものは作家じゃないよ、ほんとに言わせりゃ。ある意味で卑しい仕事をしているんだから、彼らは」
 と話すなど、この条例改正への執着を見せていた。

 そしてこの度、2度目の提出となった。さらに、前回と異なるのが、一部緩められた部分もあるが、前案では「18歳未満に見える人物」の性行為のみを規制対象としていたものを、新案では、大人も対象とするなど、規制の幅を広げたこと。そして、前回は反対多数で否決に追い込んだ民主党が条例案成立に前向きな姿勢を見せていることだ。

 ある都議会民主党幹部は言う。

「前回、民主党が反対した、児童ポルノの単純所持を規制の対象から外すなど、修正が加えられた内容で、その点は評価できる」

 別の都議もこう話す。

「会派としては正式な方針決定はしていないが、ほとんど民主党の要求が通ってしまったから反対する理由が難しい。おそらく今回は賛成でいくのではないか」

 その背景にあるのが、この条例案をまとめた都青少年・治安対策本部の周到な根回しだ。都は6月の否決後、地域の警察署などを会場として、72回もの地域住民への説明会を行ってきた。

 ある都議によれば、職員が過激な性行為が描かれている漫画を持ち、
「こんな漫画が子どもたちの手に届くところにあるのは民主党が反対したからだ」
 と否決された条例案の必要性を説明して回ったのだという。説明会後に、地域の支持者から「なんであの条例案に反対したんだ」と責められた民主党都議もいるという。

 しかし、都議会の議決結果について、都の職員がこきおろすのは、明らかに行政権の逸脱で越権行為だ。

 当初からこの問題に取り組んできた民主党の松下玲子都議(40)は言う。

「新案は、魚が泳いでいる池に爆弾を落とすようなものです。池には駆除したい魚だけでなく、良い魚もたくさん泳いでいるにもかかわらず一網打尽にすることになる。つまり、行政が規制をすることで、表現活動全体が萎縮してしまうおそれがある。ましてや、東京は大手出版社を多く抱える発信地。その影響は全国的に波及する」

 さらに、
「この条例案には、なぜこれが必要なのかという『立法事実』もない。私が委員会で質問したところ、過激な性表現の漫画について都に寄せられた苦情は月平均でたったの2・5件だというのです。被害実態もないのに、なぜこのような条例案を出してくるのかまったくわかりません」(松下都議)

『風と木の詩』で知られる漫画家の竹宮恵子氏(60)も、条例案を見て、13歳から16歳までの主人公が純愛だけでなく、性的な堕落も、虐待も登場する自らの作品が丸ごとあてはまると感じた。

「都は漫画が『青少年の健全な育成を阻害する』と言っていますが、過激な性行為が描かれた漫画が犯罪を助長しているという証拠はありません。さらに、条例案の文面を読むと、いくらでも恣意的に規制の範囲を広げることができる」

 新案は、漫画・アニメなどで、「刑罰法規に触れる性交もしくは性交類似行為、または近親者間の性交もしくは性交類似行為を不当に賛美し、または誇張するように表現すること」を規制の対象としている。

「東京都青少年健全育成条例改正を考える会」共同代表の山口貴士弁護士は言う。

「『不当に賛美、誇張する』ということがどういうことなのか、あいまいです。さらに、『刑罰法規に触れる』というのも、どの時点での法規なのか不明です」

 たしかに「刑罰法規」は時代や国によって大きく異なる。

「例えば、江戸時代は売春は合法でした。江戸時代を舞台にした漫画でも、現在の法規に従うのでしょうか」(山口弁護士)

『マンガはなぜ規制されるのか』(平凡社新書)の著書があるジャーナリストの長岡義幸氏(47)もこう問題点を指摘する。

「現行の条例では『何を描いてもいいけど、子どもには売らせませんよ』という規制でした。ところが、今回は『こういうものは描いてはいけません』という枠組みで描く側、出版する側を問題にしようとしています」

 さらに、この条例案の陣頭指揮をとる、都青少年・治安対策本部についても、
「出版物の規制を、警察庁の出向者が加わった部署が担うのはおかしい。かつて、青少年条例は生活文化局の所管でした。少なくとも、治安組織から条例の所管を外し、別の部局に配置換えすべきです」(長岡氏)

 ちなみに、現在、都青少年・治安対策本部長を務める倉田潤氏は、06年に公職選挙法違反の架空調書をデッチあげた志布志事件(03年)が発覚した際に、鹿児島県警本部長を務め「自白の強要はなかった」と県議会で答弁していた人物だ。

 戦前、治安維持法下による言論規制は、漫画本などの「エログロ・ナンセンス」の取り締まりから始まった。

 新条例は、12月13日の都議会総務委員会、15日の本会議で可決・成立が狙われている。もちろん、民主党の賛成が前提だが、出版・映像の是非を「お上」が判断する条例がつくり出す影響ははかり知れない。




昭和31年(1956).1.13〔石原慎太郎「太陽の季節」〕※参考
 石原慎太郎「太陽の季節」が芥川賞受賞。

昭和31年(1956).5.17〔映画「太陽の季節」公開〕※参考
 日活映画「太陽の季節」公開。石原裕次郎デビュー。

昭和31年(1956).6.28〔太陽族映画「処刑の部屋」公開〕※参考
 石原慎太郎・原作、市川崑・監督の大映太陽族映画「処刑の部屋」公開。主人公が女を薬で眠らせてレイプするシーンが大問題
となる。

昭和31年(1956).7.24〔16歳が映画館で幼女レイプ〕
 東京都葛飾区の映画館のトイレで、船員(16)がドアも閉めずに女の子(5)をレイプし1週間の傷害を負わせ、声を聞きつけた映画館
支配人に取り押さえられた。女石原慎太郎と言われた岩橋邦枝・原作の日活太陽族映画「逆光線」に興奮して上演中に廊下に出たと
ころ、女の子がトイレに入るのを見て襲ったもの。

昭和31年(1956).7.24〔高3ら3人がキャンプ場で殴り込み〕
 山梨県の山中湖キャンプ場で、中大付属杉並高校3年生(18)3人が深夜1時に酔っぱらって浜松商業高校生(17,18)8人を棒で襲って
5日間の傷害を負わせた。前日にナイフで脅された復讐。
 この年の夏だけで山中湖近辺のキャンプ場には青少年14万人が繰り出し、太陽族映画の影響を受けて未成年も飲酒喫煙をして男女
が桃色遊戯をしているが、取り締まりはほとんど行われていない。

昭和31年(1956).7.28〔中3が映画をマネて睡眠薬混入〕
 埼玉県熊谷市の中学3年生(15)は隣家の米人宅に忍び込み、砂糖壺に睡眠薬を入れ、コーヒーにこの砂糖を入れて飲んだ主婦(23)が
昏睡状態となった。
 石原慎太郎・原作、市川崑・監督の太陽族映画「処刑の部屋」を観て、主人公が女を薬で眠らせて犯すシーンをマネたもの。

http://kangaeru.s59.xrea.com/31.htm

昭和31年(1956).8.10〔19歳ニートら5人が監禁レイプ〕
 東京都杉並区のアジトに、7.13にウェイトレス(21)を連れ込み、レイプしようとして翌日まで監禁した、無職(19)、中大3年生(20)、
日大2 年生(21)、明大4年生(21)、無職(20)の5人がこの日に逮捕された。会社重役、省庁の部課長、大学参事など裕福な家の息子で、
小金井一家傘下の愚連隊の一員。
 石原慎太郎・原作、市川崑・監督の太陽族映画「処刑の部屋」を観て、主人公が女を薬で眠らせて犯すシーンに刺激を受けたもの。

昭和31年(1956).8.13〔高3ら4人の太陽族映画に影響された愚連隊〕
 東京都大田区の路上で深夜1時過ぎ、日大4年生(24)、高校3年生(18)ら4人が、男性2人(21,25)にいんねんをつけて殴って10日間の
傷害を負わせて逮捕された。太陽族映画に影響されて、車を盗んで乗り回していた。

http://kangaeru.s59.xrea.com/31.htm







ただただ 目先の善性だけで人の世を計るのならば馬鹿でもできる、
人の世の深さをも知ろうと思い なおその先へ進もうと思うのならば
余計に短絡な行為は恥じ入れるものなんだけどね。




posted by 誠 at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | (゚∀゚) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする