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「秒速5センチメートル」
超映画批評『秒速5センチメートル』85点(100点満点中)
『秒速5センチメートル』は、一言で言うとアニメ版『時をかける少女』を気に入った人なら、まず間違いなく満足する映画だ。
光や背景のディテールにこだわりぬいて、ていねいに描きこまれたアニメーション
アニメーションによる人間ドラマとしては、屈指の完成度といえるだろう。
虚言妄想ウソデタラメデッチアゲを書きます
この先に書いてあることを信じないように
ネタバレがあるので 映画をこれから観ようと思ってる人も
見ない方がよいかもしれません
映画の技法的な話 や アニメの技術的な話は
専門家や 得意な方に お任せします。
あくまで素人視点のみで書きます。間違い?ま あるでしょうねw
まず鑑賞直後の感想 本当に本当に観て良かった。
劇場で金を払う価値は充分にあった、そう思いました。
過去の新海誠の作品も 今まで観てきましたけど
今回も 素人でもはっきりと分かる位にレベルの高い
丹念に丹念に描きこまれた美しきアニメ でした。
正直 ここまでする必要があるのか と思ってしまう位に。
でも鑑賞直後に感じたこと考えたことは その美しさに ではありませんでした。
なぜ新海誠は この終わり方を選んだのか、という物語の中身に関してでした。
新海誠の過去の作品は その圧倒的映像美に対する評価がありました。
しかし その物語性については 平均以上であることは確かでも
映像美の評価を上回る事は無かったと思ってました。
俺自身も そう思ってました。
でも「秒速5センチメートル」は
素人でも魅せられる その完成の域に達した映像美 に匹敵する
観て良かったと心から思わせる物語性 を感じました。
その映像と物語の両方の相乗作用に魅せられた俺は
だからこそ なぜ新海誠は この終わり方を選んだのか、
ということに強烈に心が引かれました。
YouTube - 秒速5センチメートル 第1話「桜 花 抄」1/3
YouTube - 秒速5センチメートル 第1話「桜 花 抄」2/3
YouTube - 秒速5センチメートル 第1話「桜 花 抄」3/3
公開開始直後の映画なのでリンクは避けてました
特にニコニコは・・・(やっぱり消えました)
でも 今はあえてリンクします。
ヤフで限定公開されていた第1話「桜花抄」がUPされてますが
ゆうつべでもその画質の高さは充分に理解できます。
そして劇場版は「ゆうつべ見たから もーいいや」という甘い予想を
簡単に飛び超えさせてしまう 圧倒的映像美でした。
「桜花抄」だけでも 充分に金を払いたくなる完成度です。
その分かりやすい純愛物語は観る人全ての心を打つでしょう。
耳をすませば の上をいっている と思います。
ネットで拡散する可能性があっても あえて公開したのは
正解だと思います。
これをみれば どうしても続きは見たくなりますよ!
で 劇場版を鑑賞後の俺からすると
第2話「コスモナウト」 特に第3話「秒速5センチメートル」は
確かに素晴らしい作品ですが
若い男は 中途半端な感じを受けるでしょう。
女性は 恋愛モノとしての完成度を求めたかもしれません。
でも新海誠と同世代 やや年齢が上の俺からすると この終わり方こそ
芸術製作者(クリエイター)新海誠の 作品に込めた強い思いを感じました。
今の俺の心の奥にある
深く重く降り積もり もう動けない心の琴線に 触れてくるような、
そんな 辛く苦しく でも優しい、そんな感覚。
この感じ方は 俺の今の年齢の そういう男だからこそ なのかもしれませんが。
こんな作品に出会えるとは思わなかった。
話が脱線します。
昔 もう15年以上も前の話です。
山下達郎が「さよなら夏の日」という曲を発表しました。
聴いた直後に感じた感想が
これは季節の夏を歌った曲ではない 人生の夏の季節に対する曲だ
と感じました。
今でも その妄想に変わりはありません。
もう戻ってこない そして届かない若き日への
憧憬も諦観も全て受け止めた今の自分があるからこそ
さよなら いつまでも忘れないよ
雨に濡れながら 僕らは大人になっていくよ
と謳った、と俺は受け止めてます。
はっきりと さよなら という言葉を使ったんだと。
さよなら夏の日 - Google 検索
田中ユタカ 田中ユタカとは - はてなダイアリーは
見ているほうが恥ずかしくなるくらいに甘くてラブラブな男女の「恋」の話を描きつづけ、というエロ漫画家ですが
その作風から「永遠の初体験作家」とも呼ばれる。
丁寧な作画 と 恋愛に対してあくまで真摯な作風をしてました。
その後 一般誌にて「愛人[AI-REN]」を描きました、
以前 読んだ時の事を書きました。
誠天調書: このマンガに出会えた事を幸せに思う
誠天調書: 「愛[AI・REN]人」田中ユタカ
語り始めれば キリがない。
重箱の隅を突付くは 野暮なコト。
2巻 あとがき、より役にも立たなくなった“しあわせ”を撒き散らし 押し付け
何とか頑張ろうとしている人を 笑顔で踏み潰す側には、
断固まわりたくない
ボクは
おそらく障害顔を会わせることのない
それでもこの世のどこかで
一度しかない人生を懸命に生きている
かけがえのない誰かに向かって描きたい
そういう人に見せても恥ずかしくないものを描きたい
大切な
美しいものを
描きたい
4巻 あとがき、より本気の本気で
「自分の職業生命と引き換えになっても描く。」
と、はっきり決めて描きました。
*
「愛人[AI・REN]」はボクにとって職業人としての「青春の賭け」の作品です。
「賭け」の結果がどうなるかボクにもまだわかりません。
でも、一度は自分の仕事が
この世の現実に対してしっかりと立っていられるものなのかどうかを
見極めなければならないのだと思います。
ちゃんと自分の足で、行けるところまで、
その一番果てまで行ってみなければならないのだと思います。
作者の その心は作品の中で 痛いほど描かれている。
それで充分だ。
優れた芸術製作者でもある
山下達郎と田中ユタカが
それぞれが「さよなら夏の日」「愛人[AI-REN]」を製作する時に
何を考えていたか どんな思いを込めようとしていたのでしょうか
そして新海誠の「秒速5センチメートル」鑑賞直後に感じたことを考えた、
なぜ新海誠は この終わり方を選んだのか?
という物語の中身に関しては
俺なりに そういうことなんだ
と妄想することにしました。
超映画批評『秒速5センチメートル』85点(100点満点中)
せっかくの素敵な絵が、少しも堪能する間もなく次々と消えて行ってしまうのはあまりにもったいない。この監督にはもっと長い上映時間で、ゆったりとした間を持たせた作品づくりが似合うと思う。おそらく新海誠も それは分かってたと思います。
俺も もっと見たかったです。
でも 物語が
新海誠自身の「若き日への決別」という彼の想いが込められるだけ込められている
と考えれば
徹底的に描きこまれた映像美であるからこそ
一気に流してしまうことで
どうしようもなく流れていくしかない時間 と 思い出の美しさ の対比を
観る者へ より強烈に印象としてのみ残させます。
そして だからこそ あのラスト直前 と ラストそのもの は
新海誠の込められた想いを 俺に強烈に妄想させてしてしまうのです。
新海誠はこの先 同じ様な物語は映画は 製作者のプライドからして作れないでしょう。
2番煎じなんて評価は絶対に受けたくないでしょう。
ならば 若き日への決別 という新海誠の想いを込められる機会は
この「秒速5センチメートル」が最初で最後なのです。
それを思えばこそ
ここまでする必要があるのか と思ってしまう位に
丹念に丹念に描きこまれた映像美を作りこんだのだ と思ってしまいました。
これは俺の 全く見当違いな妄想なのかもしれないです
気の狂った妄想なのかもしれないです その可能性は充分にありますw
でも俺は 「秒速5センチメートル」という物語には
新海誠のそういう想いが深く重く込められている と信じてます。
「観させて頂きました 本当にありがとうございます」です。
若い男は理解が及ぶ範囲外の物語なのだから
鑑賞後に理解できない中途半端な感想を抱いても仕方ないと思います。
女性が男のそういう感覚を理解できるとも思えないので
恋愛物語としてのみ観てしまっても仕方ないと思います。
でも俺は
この映画に出会えて心から良かった
本当に本当に良かった
って思ってます。
超映画批評『秒速5センチメートル』85点(100点満点中)
『秒速5センチメートル』は、かつて愛した女性をいまでも忘れられないすべての男性にオススメする、日本アニメの傑作。男は女よりずっとロマンチストであり、センチメンタルなもの。
誠天調書: 秒速5センチメートル を観てきた、その後で 2007年03月19日



私のブログで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
いきなりですみませんが、
ご連絡させて頂きました。
紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/jidoutourokuyou/archives/53003420.html
です。
これからもよろしくお願いいたします^^
への返信をここに
えっと 東京・渋谷シネマライズに14:40に到着して
16:25からの上映チケット(全席指定)は余裕で買えました。
周囲でぶらぶらしてまして16:00頃に戻った時には 結構 並んでました
上映時は満席でした。
上映時間が短いので 次 もしくは次の次くらいを買っておいても
そんなに待たないので 良いかもしれません。
ただ上映時間の短さゆえに物足りなさを感じるかもしれませんが
俺は 全くそんな事なかったと思ってます。
感動は時間に比例しない
受けた影響も時間の長さだけで量れるものではない
支払った金額以上に価値は充分にあった
と俺は思ってます。
もっとも 感じ方は人それぞれなので
観た人が思ったとおりに受け止めるのが 自然で当然です。
上映館側の広告の長さには閉口しましたがw
あ 俺はDVDが出たら絶対に買いますね